2022年年初から株価には逆風が吹いており、お金大好き夫婦も大きな痛手を負いました。
特に個別株投資は損切をたくさん行ったため、今月の運用実績は‐27万円となりました。
厳しい局面でどう考え、どう行動したかが分かるようになっているので、少しでも参考になれば嬉しいです。
この記事を書いた人
- 共働き夫婦(夫29歳、妻28歳)
- 資産1900万円を運用中
- 2021年の年間投資成績+200万円
- 自動売買・個別株・仮想通貨など幅広く投資
売買履歴
2021年末はグロース株に厳しい状況が続いていたので、損切して比率を下げていたものの、2022年からは上がるだろうと思っていました。
しかし年が明けても上がるどころか、NASDAQ100指数の天井をつけたサインが出てしまったので、慌てて追加で損切を実施することに。
全売買履歴がこちら。
-332,125円の損切、63,483円の利確となりました。
損と利益を足し合わせると、-268,642円の損失でした。
CRWDやDOCSといったハイグロース株は底が分からない落ち方をしていたので、泣く泣く損切することに。
自分への戒めとして反省点を記録しておきます。
1月個別株売買の反省点
- 伊藤忠テクノ:重要なブレイクポイントを割ったにも関わらず損切が遅れた
- DOCS:下値支持線を突破したにも関わらず損切できずに損拡大
- CRWD:明らかに下降トレンドに入っていたのに決算が良いという理由で全体相場を考えずにホールドしてしまった
売却して得た資金は一部新しい株式の購入に充てましたが、ほとんどは現金として保持もしくはCFD口座に移管して短期投資の種銭にしています。
おかげで株式の損失の大部分をCFDの利益で補填することができました。
CFDの話は別記事で解説しています。
受取配当金(0円)
今月は配当金の入金はありませんでした。
保有株一覧
1月末時点で保有している現物銘柄以下の通り。
銘柄 | 保有株数 |
1678 NFインド株 | 300 |
1928 積水ハウス | 100 |
4189 KHネオケム | 100 |
8001 伊藤忠 | 100 |
8584 ジャックス | 100 |
8802 三菱地所 | 100 |
9303 住友倉庫 | 200 |
9433 KDDI | 100 |
伊藤忠テクノとザインエレクトロニクスを売却し、KHネオケムとジャックスを新規で購入しました。
伊藤忠テクノ、ザインエレクともにPERが20倍を超えており、現在の局面では割高と判断されてしまうため、株価の上昇が見込めないと判断しました。
今は米国の利上げに対する懸念が大きく株式市場をおそっており、このような環境下ではPERが低下するマルチプル・コントラクションが起こります。
したがって高PERの株価はダメージを受けやすいので、なるべく低PER×高成長株に資金を移すことにしました。
業績が好調かつ低PER・高配当である「KHネオケム」と「ジャックス」は株価が底堅く推移しています。
ジャックスに至っては配当が5%を超えており、かつ業績が過去最高見込みなので買い増しも検討しています。
見てもらうとわかる通り、保有銘柄全体が低PER株になったので、嵐が過ぎるまでこのメンバーで耐え抜こうと考えています。
一方で比較的、短期目線で見ている信用取引銘柄はこちら。
銘柄 | 保有株数 |
4063 信越化学 | 100 |
4475 HENNGE(売) | 200 |
6967 新光電気工業 | 100 |
9022 JR東海 | 100 |
新規で保有したのは、HENNGEと新光電気工業の2銘柄です。
HENNGEは空売り、新光電気工業は買いです。
前述したマルチプル・コントラクションが起こるタイミングでは高PER株のバリエーションが剥げていくので、執筆時点でPER140倍のHENNGEはまだまだ下値余地があると判断しました。
買建のポジションしかもっていなかったので、ヘッジの役割も兼ねています。
チャート的には重要なサポートラインである1400円付近を割れたところなので、ここを超えてきたら損切をします。
新光電気工業は業績絶好調の半導体パッケージ基盤の会社です。
個人的には半導体設備に関連した企業はそろそろ需給関係が崩れると考えているのですが、材料を供給する会社はまだまだ成長が継続すると考えています。
需要が増えて供給がひっ迫すると、まず企業は設備投資を増やして、その後生産数を拡大するからです。
同様の理由でシリコンウェハ最大手の信越化学もしばらく成長が継続するとみて、継続保有の予定です。
個人投資家には本当に厳しい相場が続いていますが、なんとか生き残って春を迎えましょう。
CFDや自動売買を含む全体のまとめ報告は下の記事に書いています。