賃貸に住み続けるか、マイホームを購入するかはネット上でも様々な意見が飛び交っており、一つの答えがあるわけではありません。
それでもどちらが自分に適しているのかを確かめるためのツールとして「コスト比較」が有効です。
この記事ではエクセルを使用して、賃貸と持ち家のコストを比較する方法について解説していきます。
もちろんエクセルはダウンロードできるようにしておくので、ガンガン活用してくださいね。
この記事を書いた人
- 共働き夫婦（夫29歳、妻28歳）
- 資産1900万円を運用中
- 2021年の年間投資成績+200万円
- 自動売買・個別株・仮想通貨など幅広く投資
まずはエクセルをダウンロードする
下記ダウンロードボタンをクリックしてエクセルファイルをダウンロードしてください。
コスト比較のやり方
エクセルファイルを無事ダウンロードできたら、次の手順に従って、コスト比較をしていきましょう。
Excelファイルの使い方
- エクセルファイルを開き、有効化する
- マイホーム購入欄の青色のセル部分を入力
- 賃貸欄の青色のセル部分を入力
- 結果を確認する
エクセルファイルを有効化する
ダウンロードしたエクセルファイルを開き、下の画像の赤枠部分「編集を有効にする」をクリックします。
編集を有効にしないと、自分にあった条件を入力できないので、注意してください。
マイホーム購入欄を入力する
下の画像を参考にして、青色セルの数字を自分にあった数値に変えていきましょう。
マイホーム購入では、賃貸と異なり、住宅ローンや頭金で支払ったお金がそのまま無駄になるわけではありません。
ローン返済のうち、一部は自分の資産となっていくからです。
賃貸とマイホームの費用を比べるときは、資産となった部分も考慮する必要があるので、売却時期や売却額も入力してください。
売却予定のない人は「住宅ローンを返済し終わる時期」と「返済が終わったときの家の価値」を入力するといいでしょう。
返済が終わったときの家の価値はどうやって計算するの？
二つ方法があるので解説するよ。
一つ目は、マイホーム購入欄の一番下にある「売却時物件価格」をそのまま入力する方法です。
この売却時物件価格は、東京都の築年数ごとにおける平均価格から算出したものになります。
ただし、この価格は都市部（特に駅近）の物件では当てはまらないケースが多いです。駅近や都市部の物件は、物件の価値が維持されやすく、参考価格よりも高値で売買されることがほとんどだからです。
そこで二つ目の、物件情報サイト（スーモなど）を使って、マイホームの周辺かつ条件が似ている物件価格を探す方法を試してください。
マイホームと条件が似ている物件の中から、売却予定時期の築年数に近い物件を探します。
その物件価格の値段を売却時物件価格に入力してください。
賃貸欄を入力する
マイホームの項目を入力し終えたら、次は賃貸です。
賃貸は簡単なので、もう少し頑張ってください。
ファイトファイト～！
下の画像に従って入力を進めてください。
ここではもしマイホームを購入しなかったとして、今後もっとも長く住むだろう物件情報を入力すると良いでしょう。
更新頻度はほとんどの物件で「2年」で、更新料は「家賃1か月分」だと思います。
また家賃は更新の際に、価格改定されるケースがあるので「1％」を見ておくと良いでしょう。日本ではあまり物価上昇が起きていないので、価格改定に遭遇した人は少ないかもしれませんが、今後はいまより頻繁に家賃の値上げが起こると想定されます。
結果を確認にする
条件の記入お疲れさまでした。
ここまで入力が終えたら、あとは結果を見るだけです。結果は賃貸欄下のグレーで塗りつぶされたセルに表示されます。
私の近所で売りに出されている5000万円の物件とそれに似た賃貸物件を比較した結果、マイホームを購入した方が有利なことが分かりました。
これなら私でもできそう！
まとめ：マイホームと賃貸のコスト計算はエクセルでやろう
ネットでいくらマイホームと賃貸の比較をしても明確な答えは出ませんよね。
それは人それぞれ、住んでいる場所も違えば、求める物件も違うからです。人によって条件が違う場合は、自分が求めている物件条件で計算するしかありません。
とはいえ、一から自分で計算するのは結構面倒くさいので、ぜひ今回のエクセルファイルをご活用ください。
しっかりシミュレーションをして、後悔のない選択をしてください。
