家族での2泊3日鹿児島旅行の1泊目は、砂蒸し風呂で有名な指宿(イブスキ)にある
砂むし温泉 指宿 白水館
昭和22年に12室の客室と7名の従業員から始まったというこちらの旅館。今では、客室205室(収容人数 947名)の大きな旅館へと変貌を遂げています。
「楽天トラベル」と「ダイヤモンド社」が共同で実施したアンケート「止まってみて良かった旅館」で第2位、トリップアドバイザーでも殿堂入りを果たしている有名旅館ですが、実際に行ってみて感じたことを率直にレビューしていこうと思います。
団体客向き?
旅館に到着した時、入口に「〇〇小学校同窓会」「〇〇株式会社△△課」などと書かれているのを見て、
「もしや、団体客が多くて騒々しい旅館なのでは…」
と、危惧しました。
実際に、団体客はそこそこいるようでしたが、
- 館内がとても広いこと
- 団体客と家族やカップル客は棟が離れていること
などの理由からか、うるさい集団に悩まされることはありませんでした。
温泉も広いので、洗い場が大混雑することもなく快適に楽しめます。
ただし、朝食会場は混み合います。
8:00頃が最も混むとスタッフの方から聞いていたので、少しずらして7:00頃に向かいましたが、それでも結構な人。
7:30を過ぎたあたりからは、会場に入れずに待っている方もいたので、やはり早めに行くのが良いようです。
夕食は個室ですが、朝食はビュッフェなので仕方がないですね。
朝食の時だけは、団体客が多い旅館を感じましたが、それ以外は特に煩わしさはないため、カップルや家族で行くにも良いお宿だと思います。
お風呂
(白水館HPより)
2種類のお風呂と砂蒸し風呂があり、砂蒸し風呂のみプラス料金がかかります。
わたしたちは、次の日に海岸沿いにある砂蒸し風呂温泉の砂楽に行くことを予定していたため、白水館で砂蒸し風呂には入りませんでした。
お風呂の中なので写真が撮れず、ホームページのものとなってしまいますが、1000坪の広大な面積を誇る元禄風呂はまさに圧巻。ミストサウナとドライサウナもあります。
少しとろみを感じる温泉で、肌がするりと滑らかになったような気がします。
メイク落としや化粧水、乳液などアメニティもそろっているので、パンティだけ持ってお風呂へ行くことができます。
バスタオルはお風呂にないので、部屋から持って行くようにとスタッフさんに言われていましたが、フェイスタオルがたくさん置いてあるので、バスタオルを身体に巻きつけておきたい方以外は不要だと思います。
わたしも3回お風呂に入ったうち、1回目はバスタオルを部屋から持参しましたが、あとの2回は持って行きませんでした。
(白水館HPより)
もう一つの松雲風呂は庭園が見える長方形の大きな内風呂がどーんとある感じ。元禄風呂の華やかさと比べると、とても地味ですが、ホッと落ち着く良い温泉です。
夕食後に入りましたが、他に人が誰もいなかったので、母、妹と3人で広い温泉を独占することができました。
夕食
部屋食ではありませんが、広めの和室にひと家族分用意されます。
お食事を運んでくださる方は専属。おすすめの地の焼酎を教えてくださったり会話が弾みます。妹二人には食前酒の代わりにジュースを出してくださいました。
お酒の種類がとても豊富で、幻の焼酎と呼ばれる森伊蔵や村尾、指宿で作られている利右衛門など
首都圏では希少かつ高価な焼酎を楽しむことができます。
実は白水館、焼酎道場という無料で焼酎の試飲ができる場所があります。
ここでも希少価値の高い焼酎を存分に楽しむことができるので、夕食前に寄って、懐石料理と一緒に飲みたい焼酎を決めるのも良いかと思います。
焼酎好きにはたまりませんね。
お料理もそれぞれとっても美味しく、またボリュームも満点でした。
特にお刺身は新鮮で美味しい!
鹿児島はお肉もお魚も美味しい素敵な場所です。
お部屋
2人用の和洋室ですが、十分な広さ。お部屋からは月が綺麗に見えました。
素敵な温泉があるので使いませんでしたが、広めのバスタブもあります。
昔からある旅館なので、多少古い感じはしますが、清掃が行き届いており、古い旅館特有のカビ臭さもありません。
冷蔵庫の中身は全て有料で、ペットボトルのお水さえないのが玉にきず。
温泉にはもちろんウォーターサーバーがありますが、
お水をたくさん飲まれる方や家族連れは、旅館到着前にお水を買っておくことをお勧めします。
ただし、お部屋のお水は150円なので一応良心的かな。
同じお水が売店にも同じ値段で売っています。
朝食
冒頭でお伝えした、混雑する朝食会場。こんな感じで多くの人が集まります。
お食事自体はビュッフェスタイルてとても豪華です。
あまりに品数が多いので、ぐるっと回って狙いを定めることをおすすめします。
個人的には明太子があったのが嬉しかった!!!
和食も洋食も充実しており、朝から食べ過ぎ注意。
焼き魚もたっぷりあるので、プロテイン摂取にうるさい夫も大満足。
念のため旅先にもプロテインを持参していたのですが、普通の食事から十分プロテインをとることが出来たので、わざわざ追加でプロテインを飲む必要がありませんでした。
薩摩伝承館
白水館の創業者家族が収集した、約3000点のコレクションを公開する施設として、2008年にオープンしたこちら。白水館のすぐ隣にありますので、お散歩がてらふらっと立ち寄ることができます。
オープン時間は、8:30~18:00
入館料が大人¥1,500円と、そこそこかかるのですが、
時間があるかたは、のんびり見学してみても楽しいかもしれません。
また、こどもの利用料金は¥300円なので自由研究の題材探しなどに行ってもいいかもしれません。
おわりに
噂通りに素晴らしい旅館でしたが、白水館の特に良かったところは、
温泉と焼酎
ですので、この二つにうるさい方には特におすすめです。
友人達、同僚、家族、恋人、誰と行ってもマッチする素敵な旅館なので、鹿児島旅行の際は、是非行ってみてください。